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◇トラブルがおきたら

 万一トラブルが生じたときはどうすればよいでしょうか。いくつかの注意点を挙げてみましょう。

1 要求を明確にして話し合うこと

 あなたが不動産会社と交渉するときに、相手の担当者が必要以上に警戒心を持つようなやり方は得策ではありません。あなたが要求したいと思っていることを明確にしてから交渉するのが上手なやり方といえましょう。よく、手の内を見せると損だという考え方をする人がいますが、これは、いたずらに事態を紛糾させる結果となりがちです。

2 無理難題は失敗のもと

 一つの交渉をするときに、最初からこちらの要求をはっきりさせると不利だと思うあまり、過大な要求をすることがありますが得策ではありません。
 こんなケースがありました。専用庭付のマンションを買い、いざ引渡しを受けてみると庭にマンホールが3つもあったので、いろいろやりとりしているうちにお互いに感情的になり「マンホールを撤去するか、代わりの物件を寄こせ」というところまでこじれてしまいました。買主から事情をよく聞いてみると、「このマンションがとても気に入っている。ただ、美観もそこなわれるし、小さな子供がころんでケガでもすると困るので、それさえなんとかなればかまわない」とのこと。結局、売主がマンホールを隠せるような人工芝を3枚提供することで解決しました。

3 契約書に明記していないことは「ないこと」と思え

 よく、口頭で約束したことを守らないということで、もめごとがおきることがあります。
 しかし、口約束はまず立証することができません。ですから、特別な約束はその場で書面にしてもらうことです。売主に本当にその気があれば躊躇なく書面で約束してくれるはずです。もし、書面化をしぶるようでしたら、あてにできないということですし、そんな業者とは契約しないことが大切です。

4 相談所を活用する

 当事者間で解決できないときは、ためらわずに相手の不動産会社の加盟している団体へ相談することです。また、その会社がどの団体にも入っていないときは、免許を与えた都道府県や国土交通省へ相談してください。一人で思い悩んでいる必要はありません。
 また、市役所などで無料法律相談を実施しているところもありますので、相談内容を整理してから相談に行ってください。

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