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Q.予告広告の内容と表示上の注意点を教えてください。

(1)予告広告の趣旨

   表示規約第8条(必要な表示事項)の規定により、すべての物件種別において、その取引に関する広告表示をする場合は、原則として規則第4条に基づく別表に規定する事項を表示しなければなりません。この原則に従えば、販売価格や募集賃料以外の事項が確定している物件であってもその販売価格等が決定しない限り、一切の情報提供ができないこととなります。
 しかし、最近の不動産市場の変化は激しく、売主や貸主が早くから販売価格等を決定することができない状況にある結果、物件広告が行われてから売買や賃貸の申し込みの締め切りまでの期間が非常に短い状況にあります。このため、販売や募集情報の早期提供が阻害され、消費者にとっては、日々供給される数多くの物件を比較検討する時間的な余裕がなく、消費者の適切な物件選択の途が狭められる結果となっています。
 そこで、消費者に物件選択の時間的余裕を与えるために、少なくとも物件の存在と価格や賃料以外の物件内容に関する情報を提供できる途を開くために、予告広告を認めたものです。 

(2)予告広告の意義

   「予告広告」とは、分譲宅地、新築分譲住宅、新築分譲マンション、新築賃貸マンション又は新築賃貸アパートであって、価格や賃料が確定していないため、直ちに取引することができない物件について、その本広告に先立ち、その取引開始時期をあらかじめ告知する広告表示をいいます。
 「本広告」とは、表示規約第8条の必要な表示事項をすべて表示して、物件の取引の申込みを勧誘するための広告表示をいいます。

(3)予告広告の要件

   予告広告を行う場合は、その予告広告に係る物件の取引開始前に、その予告広告を行った媒体と同一の媒体を用い、かつ、その予告広告を行った地域と同一又はより広域の地域において、本広告をしなければなりません。
 ただし、予告広告を行った媒体が定期刊行物であって、同一の媒体において本広告をすることが著しく困難と認められる場合には、予告広告をした媒体と異なる新聞、雑誌又はインターネット広告に限り、本広告をすることができますが、その予告広告中には、本広告をする新聞名、雑誌名又はウェブサイト名(アドレスを含む。)及び発行予定期日又は掲載予定日を明示しておく必要があります。

(4)予告広告に付加される必要な表示事項及びその表示方法

    予告広告においては、次の事項を必ず表示しなければなりません。
  1. 予告広告である旨
    → 「予告広告である旨」は、目立つ場所に14ポイント以上の大きさの文字で表示しなければなりません。
  2. 価格若しくは賃料(入札・競り売りの方法による場合は、最低売却価格又は最低取引賃料)が未定である旨又は予定最低価格(賃料)、予定最高価格(賃料)及び予定最多価格帯
  3. 販売予定時期又は取引開始予定時期
    → 「予告広告である旨」の表示に近接した場所に表示しなければなりません。
  4. 本広告を行うまでは、契約又は予約の申込みに一切応じない旨及び申込みの順位の確保に関する措置を講じない旨
    → 「予告広告である旨」の表示に近接した場所に表示しなければなりません。
  5. 予告広告をする時点において、すべての予定販売区画、予定販売戸数又は予定賃貸戸数を一括して販売(取引)するか、又は数期に分けて販売(取引)するかが確定していない場合は、その旨及び当該予告広告以降に行う本広告において販売区画数、販売戸数又は賃貸戸数を明示する旨

(5)予告広告において、省略できる必要な表示事項の項目

   予告広告では、表示規約第8条の規定にかかわらず、別表1、別表4、別表6及び別表8中「●」印が付けられた事項は表示を省略することができます。
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