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2013年4月度:賃料の値引き表示の取り扱いについて(二重価格表示)

★各社が発信した統一タイトル★

【注意!】表示規約に違反する賃料の値引き表示

 当協議会によく寄せられる相談の一つに、例えば、「○月○日までにご契約の方、通常賃料8万円を6万円に値引きします」等、期間(この場合は、契約期限)だけを条件とした値引き表示を実施したいという相談があります。

 表示規約施行規則第14条では、一定の条件を満たす取引の相手方に対して「割引表示」ができると規定しており、「販売価格、賃料等から一定率又は一定額の割引をする場合において、当該条件を明示して、割引率、割引額又は割引後の額を表示することができる」としています。

 例示では、「○月○日までにご契約の方」という期間のみを条件としていますが、期間のみの条件は、第14条で規定する「一定の条件」にはなりません。なぜなら、取引したい方は全員、その期間内であれば6万円で契約できることになります。換言すれば、「取引条件の有効期限」を強調して表示しているに過ぎないということです。

  ここでいう「一定の条件」というのは、例えば、「Aさんは満たすけど、Bさんは満たさない」となるような条件でなければならないということです(例示すると以下のとおりです)。

    1. 契約期間2年の賃貸借契約において、契約締結時に2年分の賃料を一括して支払った場合、2年分の総額賃料から20%値引きする。
    2. 2月末までに契約の方で、この春、大学に入学する方のみ、賃料を2万円値引きする(但し、学生しか住むことができない物件では行えません)。

 従って、期間のみを条件としたい場合の表示方法は・・・

    1. 「通常賃料8万円」との表示は削除し、値引き後の賃料(6万円)のみを賃料欄に表示する。
    2. 賃料欄に「6万円」と記載した上で、備考欄等に「○月○日までにご契約の方は賃料6万円です」、「この賃料は○月○日までにご契約いただいた場合の賃料です」等と表示することは差し支えない。

 なお、礼金や敷金等の算定の基礎となる賃料が表示の賃料(値引き後の賃料)と異なる場合には、「礼金1か月・敷金2か月」といった“月表示”ではなく、具体的な額を記載する必要がありますのでご注意ください。

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