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◇2015年11月度:各サイトに掲載できない物件について

★各社が発信した統一タイトル★

【注意】その物件、掲載OKですか?


 表示規約は、主として居住の用に供する物件の広告を規制の対象としていますが、「広告してはならない物件」というものは特に規定してはいません。

 しかし、各ポータルサイトでは、独自に掲載不可物件というものを規定していますから、各サイトのルールに従って掲載する必要があります。

 各サイトで掲載を禁止している物件の主なものは以下のとおりです。

 
サイト 主な禁止物件
アットホーム

・「採光および換気に有効な開口部(窓等)がない(足りていない)」など、建築基準法で定められた居住用としての基準を満たしていない物件
・既に入居者がいる状態で、同居人を探すための物件
・現在空室であっても、定員に達するまで募集を行う物件
・独占できる居室がなく、複数人で居室を分け合う物件

CHINTAI ・防火関係規定などの建築基準法違反の疑いのある物件
・一室内に間仕切りや2段ベッド等を設置し、複数人同居する形態の物件
・窓がない物件。または、開口部が小さく居室と認められない物件(ホテルや事務所等から共同住宅へ用途変更している場合)
ホームズ ・重大な瑕疵等により居住等の目的が達成できない物件
・係争中または競売に供されている物件
・賃貸物件において物件の入居予定日(引渡し可能日)が確定していない物件
マイナビ ・『雨漏りをしている』『水道設備が壊れている』等、入居者が正常に日常生活を営めない可能性のある物件
・オフィス、事務所用物件、倉庫等の物件(居住用物件のみ掲載可)
スーモ ・建築基準法上、居室と認められない物件(ホテルの一室を賃貸物件として新たに貸し出す場合には、注意が必要)。
・独立・排他性が確保されていない物件(シェアハウスの掲載の際には注意が必要)
・競売・差押・仮差押・処分禁止の登記がある物件
・生活に必要な電気・水道等の設備がない物件

 

例えば、再建築することができない中古住宅であっても、その旨を記載す瑕疵のある物件であってもその旨を明りょうに記載すればインターネット広告が不動産広告の主流となった現在、個々の物件について、紙媒体とは圧倒的に提供できる情報量が増えたものは何だと思いますか?
おそらく、間取り図や写真、完成予想図などの「画像」ではないでしょうか。

 掲載できる画像の量にはサイトごとに差はありますが、できる限り多くの画像を掲載し、反響獲得に結び付けることが大切だと思います。

 しかし、取引する物件以外のものでも掲載できるのか、というと、そういうことはなく、これら画像の掲載には当然、ルールがあります。
 表示規約では、同施行規則第10条第22号及び23号で「写真・絵図」の掲載基準を設けています。

 
〔写真・絵図〕
(22)宅地又は建物の写真は、取引するものの写真を用いて表示すること。ただし、取引しようとする建物が建築工事の完了前である等その建物の写真を用いることができない事情がある場合においては、次に掲げるものに限り、他の建物の写真を用いることができる。この場合においては、当該写真が他の建物のものである旨を写真に接する位置に明示すること。
 取引しようとする建物と規模、形質及び外観が同一の他の建物の外観写真。この場合において、門塀、植栽、庭等が異なる場合は、その旨を明示すること。
 建物の内部写真であって、写真に写される部分の規模、形質等が同一のもの。
(23)宅地又は建物の見取図、完成図又は完成予想図は、その旨を明示して用い、当該物件の周囲の状況について表示するときは、現況に反する表示をしないこと。

 未完成の新築住宅の広告の際には、掲載する画像に注意が必要です。よく「施工例」等と称して他の建物外観写真を掲載しているケースが見受けられますが、取引する建物の写真を用いることが困難な場合には、上記「(22)のア」の規定を満たすものしか掲載できませんのでご注意ください。

 また、物件周辺の各施設の写真を掲載する場合には、それら施設の所有者等に掲載の許諾等をとっておいたほうが無難でしょう(肖像権等の問題が発生する場合があります)。

※参考データ
「不動産情報サイトで物件を探す際、必要だと思う情報は?」の問いに対し、95.3%の方が「間取り図の掲載」(1位)、次いで、84.3%の方が「物件外観の写真の掲載」(2位)を求めているという結果がでています。
不動産情報サイト事業者協議会(RSC)調べ「2014年度不動産情報サイト利用者意識アンケート」より>

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