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◇2016年7月度:違反になりやすい「画像」について

★各社が発信した統一タイトル★

【再確認】違反になりやすい「画像登録」のポイント

 インターネット広告が不動産広告の主流となった現在、個々の物件について、紙媒体に比べて提供できる情報量が圧倒的に増えたものは何だと思いますか?
 おそらく、間取り図や建物写真、完成予想図、周辺環境写真などの「画像」ではないでしょうか。

 掲載できる画像の量にはサイトごとに差はありますが、できる限り多くの画像を掲載し、反響獲得に結び付けることが大切だと思います。

 しかし、画像を掲載する場合には、原則として、取引する物件以外のものは掲載できない、というルールが表示規約において定められています。
 表示規約施行規則第10条第22号及び23号で「写真・絵図」の掲載基準を以下のとおり設けています。

 
〔写真・絵図〕
(22)宅地又は建物の写真は、取引するものの写真を用いて表示すること。ただし、取引しようとする建物が建築工事の完了前である等その建物の写真を用いることができない事情がある場合においては、次に掲げるものに限り、他の建物の写真を用いることができる。この場合においては、当該写真が他の建物のものである旨を写真に接する位置に明示すること。
 取引しようとする建物と規模、形質及び外観が同一の他の建物の外観写真。この場合において、門塀、植栽、庭等が異なる場合は、その旨を明示すること。
 建物の内部写真であって、写真に写される部分の規模、形質等が同一のもの。
(23)宅地又は建物の見取図、完成図又は完成予想図は、その旨を明示して用い、当該物件の周囲の状況について表示するときは、現況に反する表示をしないこと。

 完成済み物件の場合においては、実物の写真を掲載すればよいので、実際のものとは違う写真を載せなければ、まず、違反になることはないのですが、未完成物件の広告の際には、工事中の写真を載せると見栄えが悪い等の理由で、「当社施工例」、「売主施工例」等と称して他の建物外観写真を掲載しているケースが見受けられますが、取引する建物の写真を用いることが困難な場合には、上記「(22)のア」の規定を満たすものしか掲載できませんのでご注意ください。

 また、物件周辺の各施設の写真を掲載する場合には、それら施設の所有者等に掲載の許諾等をとっておいたほうが無難でしょう(肖像権等の問題が発生する場合があります)。

 さらに、完成予想図等の絵図を掲載する場合も注意点があります。
 上記のとおり、表示規約施行規則第10条第23号で「当該物件の周囲の状況について表示するときは、現況に反する表示をしないこと。」とあります。実は、この部分に違反している完成予想図が多く見受けられます。
 例えば、「物件の周囲が住宅密集地であるのに、空き地であるかのよう描いていたもの」、「物件の背後に鉄道の高架が走っているのに、それを描かずに青い空を描いていたもの」といった事例が過去にありました。完成予想図はどうしても「より良く見せたがる」傾向にありますが、その内容によっては重大な不当表示となりますので作成の際にはご注意ください。

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